魂のこよみ
夕方、空を見上げると、ひつじ雲が広がっていました。
大型の台風が過ぎ去り、今日は朝から空気がひんやりしていました。
一気に秋がやって来たようです。
ふと、シュタイナーの本が読みたくなって、「魂のこよみ」を開いてみました。
魂のこよみ (ちくま文庫) (2004/12/09) ルドルフ・シュタイナー 商品詳細を見る |
この本は、一年の52週のそれぞれを綴った詩集で、今は9月の3週目。
9月の3週目のところを読んでみました。
これがとても心に響きました。
やっと自分をとりもどす。
内部の光が 今
空間と時間の闇を照らす。
森羅万象が 眠りにつこうとするとき、
魂は 深いところから目覚めはじめ
内部に引き受けた太陽の熱を
冬の寒気の中へと そそぎ込む。
(高橋 巌 訳)
シュタイナー説によると、宇宙の周期が、人間の周期に対応している。
宇宙というのは、自然とも言えるが、人間は地球に暮らしている以上、
自然の影響を受け、共存して生きている。
自然の周期を意識して生きるということを、思い出させてくれる詩です。
秋のひんやりした空気を感じながら、この詩を何度も読み返す。
この夏、どんな希望が自分の中で生まれただろうか?
それが秋に、自分の中で、しっかりとした意志に変わり、
自分が自分であることを感じながら、冬へ向けて、創造する力になる。
そんなメッセージを、この詩は教えてくれました
季節の移り変わりと共に、自分を見つめていくための、魂の癒しの詩ですね。
来週は、どんな詩が綴られているんでしょう。
楽しみです